LPガスとは、Liquefied Petroleum Gasの略で、正式名称は液化化石ガスになります。ブタンやプロパンなどを主成分とし、圧縮することにより常温で容易に液化できる気体燃料になっており、一般的にプロパンガス(Propangas/ドイツ語)とも呼ばれることもあります。液化石油ガスの名前から「完全な石油生成物」と誤解されやすいのですが、天然ガス随伴など石油由来以外のものも世界的に約半分を占めている。多様なエネルギーソースを持っているガス体燃料です。
現在のガスコンロは、バーナーの改良等により、これまでのコンロに比べ、約10%熱効率が高い優れたエネルギー効率を持っています。
また、さまざまな料理便利機能のほか、利用者の視点に立って、事故を未然に防ぐ多くの安全・安心機能も搭載しています。
最近の製品は、天板が耐熱ガラス仕上げになっているものも発売されており、熱や衝撃に強く、密閉性の高い構造で、お手入れが簡単にできて、いつまでも新品同様の清潔さを保つことができます。さらに炎の消し忘れや天ぷら油の過熱、料理の焦げ付き等、万が一につながるアクシデントを未然に防ぐ高度な安全技術を採用しており、利用者の視点に立った様々な安全・安心機能を搭載しています。
LPガス事故は、昭和61年から官民あげての安全器具設置の普及に取り組んだ結果、10年で約10分の1に減少し、現在では都市ガスとともに安心して使える安全なエネルギーとなっています。
ガスメーターにマイコンを搭載することにより、ガスの流れや圧力等に異常が発生した場合に自動的にガスを遮断したり、警告を表示する機能を持った保安ガスメーターです。
LPガスは空気より重いため、ガス漏れ警報器は、LPガスを使用する機器付近の床面に近い場所に設置して、ガス漏れを素早く検知しブザーや音声などで知らせます。
燃焼に必要な空気が不足したり、器具が目詰まりするなどして不完全燃焼を始めると、自動的にガスを止めます。
ゴム管が外れるなどでガスが大量に流れ出すと、自動的にガスを止めます。
不点火時、吹き消え、立ち消えした場合にガスの通路を自動的に閉じ、ガス機器からの生ガスの放出を防止します。
お鍋の焦げつきを初期段階で検知し自動消火します。
魚焼きの火を消し忘れても一定時間で自動消火します。
コンロの火を消し忘れても一定時間で自動消火します。
てんぷら調理時などで危険温度になる前に自動消火します。
給湯器、湯沸器、ふろがま等の熱交換器等が異常に高温になった場合、ガスの通路を閉じてガス機器の作動を停止させる働きをします。
槽に水を入れ忘れたり、途中で抜けてしまったままふろを沸かしたりすると火災になる恐れがあるため、最近のふろがまは空だき安全装置が組み込まれています。